私たちは失恋するとショックを受け、長い期間立ち直れなくなります。
もちろん、あなたも1度は失恋を経験していると思います。
その失恋ですが、比較的に早く立ち直れる人・・・
または、立ち直れなくて、長く引きずっている人・・・
いますよね・・・
でも、失恋のショックから立ち直ったと言っている人に限って、長く引きずっていることがあります。
というのは、失恋は自分の気持ちに襲いかかってくるものなので、その辛さは他人には見せたく無いと思っていれば、明るく振る舞うでしょう。
ところが、自分ひとりになったときは、立ち直れないぐらいつらい思いをしているのです。
今回は、失恋から立ち直れないのはなぜなのか?
どうすれば、立ち直れるのかのヒントをお話ししたいと思います。
今回の記事で得られるものは?
失恋は中毒症状(禁断症状)を引き起こす
人を好きになれば、恋愛へ発展しますが、これは、お互いに魅力を感じ合って、さらに、無くてはならない存在になります。
この、無くてはならない存在とは、自分の身体の一部のように思います。
つまり、強く愛し合っているということですが、それが普通の状態になってしまうのです。
この状態が長く続くと別れるなんて考えられなくなります。
そこで、何らかのトラブルで二人の関係が崩れ破局してしまうと、今まで存在していたものが存在しない・・・
つまり、あるべきものが無いという現実を知ることになります。
そこで、その現実を受け入れられないという中毒症状を起こしてしまうのです。
つまり、失恋したと言うより、ガラッと変わった自分の環境の変化に耐えることが出来なくなるのです。
よくあるのは、一緒に暮らしていたら、男性の場合、洗濯物などはパートナーがしてくれていたのに、今は自分がやることになります。
また、クリスマスの日には必ずデートしていたのに、何の予定も無い・・・
街を歩くとカップルが楽しそうに歩いている・・・
これを見ると、耐えることが出来ない喪失感を感じて、何もできなくなります。
では、耐えることが出来ない喪失感は、なぜ起こるのか?
それは、脳にあるドーパミンという神経伝達物質が関係しているんです。
次に、ストーニーブルック大学が行ったある調査で明らかになったことを紹介しますね。
ドーパミンの分泌が止まらず葛藤することが失恋の苦しみになる
まず、科学的に説明しますね。
それは、ニューヨーク州立大学ストーニーブルック校の調査によると、失恋のショックは麻薬中毒者とよく似た症状だと報告されています。
それは、脳のドーパミンという神経伝達物質です。
そのドーパミンは、気持ちを司っていると言われていて、私達の意欲や快楽をコントロールしているのです。
つまり、恋愛したときに感じた喜びや幸福感はドーパミンが分泌することによって起こり、さらに、意欲をもたらしてくれるのです。
つまり、幸福感が意欲を掻き立てるということです。
そして、さらに、快楽を求めます。
快楽を求めれば、ドーパミンが多く分泌し続けるというスパイラルが起こります。
ところが、ある日、失恋しても、ドーパミンは止まらず分泌し続けるのです。
これは、事態が変わっても、そう簡単に脳の神経伝達物質への反応を切り替えることなど出来ないということですね。
失恋の理由にもよりますが、失恋したからと言って、心の底の気持ちまで、リセットすることは出来ないということです。
先程、ストーニーブルック校の調査での中毒症状とよく似ていると言いましたが、これは、薬物中毒で逮捕された・・つまり、拘束されて薬物が手に入らなくなった場合でもドーパミンは出し続けるのです。
ということは、体は薬物を欲している状態なのに、薬物は供給されなくなるということです。
当然、禁断症状を起こして苦しい思いをすることになります。
それと同じように、失恋して相手がいないという現実なのに、快楽を求めるドーパミンが分泌し続けるのです。
要するに失恋・・・つまり、別れによる強い寂しさを感じるのです。
そこで、「だったら、復縁すれば」・・とドーパミンは要求します。
そして、葛藤が起こるということですね。
つまり、今まで愛を感じて体験したことなど、楽しかった相手との出来事が脳裏に押し寄せてくるということです。
「でも、もう別れてしまった」・・・
これが、苦しみとなって辛い日々が続くということです。
失恋を克服するには
この中毒症状が長く続くと、今後の生き方すら変えてしまう恐れがあります。
でも、失恋して変化したと言っても、脳のドーパミンが現実に追いつかないという、気持ちの中での変化に過ぎないのです。
でも、失恋でのショック・・・つまり、あなたの気持ちが今後の鍵を握っているのです。
つまり、いつまでも、失恋のショックを引きずっていると、性格が変わってしまう恐れがあるということです。
でも、普通、失恋して3ヶ月を超えたあたりから、脳のドーパミンは次第に少なくなるので、少しずつ失恋の痛手は消えてゆきます。
でも、ある程度、失恋のショックを忘れるようにして、次のステージにゆくことを意識しなけければ長く引きずることになります。
そこで、私が失恋のダメージから抜け出せた方法を紹介しますね。
私が失恋のダメージから抜け出せた方法
結局、失恋するということは、次に繋がるプロセスなのです。
そして、私たち人間は、常に変化することが運命づけられているのです。
考えてみれば、幼稚園から小学校、そして、中学校、高校、大学、社会人・・
など、年を重ねるごとに、必ず、変化があり、それに対応しなければならない・・・
いや・・対応してきたはずです。
なので、当然、人を好きになり、振られることはあって当たり前のことであり、これも変化です。
そして、振られたショックを味わい、そこから、抜け出して次のステージにゆくことが成長へと導くのです。
私の場合は、失恋して数ヶ月間は、ふぬけた状態でしたが、自分を楽観的に捉えるようになったのです。
それは、どうせ、女性はみな同じ・・・つまり、「女として変わりなどない!」と思い、女性を心底好きになり愛情を注いでも、そんなことは何も感じてくれない・・・それが女性なんだ!
と決めつけたのです。
その結果、誰でも構わず遊んでやろうと思ったのです。
今から考えれば、この考えは、決して正解ではありませんが、結果的に失恋のショックからの脱出することが出来たのです。
そして、私に成長というものを与えてくれたのです。
それは、自分の欠点を知ることが出来たことです。
ズバリ!・・私は人を束縛する、いやな性格だと気づいたからです。
つまり、女性を束縛するから嫌われる・・・これが、失恋する決め手になったと思っています。
そして、失恋をリベンジするように、女性は遊ぶものだと決めつけて、いろんな女性と付き合いました。
もちろん、女性に話かけるなんて出来る性格ではありません。
でも、強い失恋のショックと、女性への目的が軽いものなので、どんな女性でもお構いなしに声をかけることが出来たのです。
この状態は異常なほどに私の心は荒れていたと今になって感じています。
その結果、今の私の女性への考えを作ってくれたと思っています。
また、いろんなことが分かったのです。
それは、女性の本質というよりも、自分の不完全さでした。
そして、今、思うことですが、あの失恋がなければ、今の自分はいないと思っています。
たとえ、失恋を逃れても、必ず、女性とはうまくやっていけない性格のままなので、年を重ねる前に、早く気づくことが出来たと感謝しております、
つまり、失恋で辛い思いを経験するからこそ、自分は成長したと思っています。
今回は失恋の根拠と得られるものを紹介しましたが、失恋以外の仕事だって同じことが言えると思います。
「失敗は成功のもと」や、「七転び八起き」などのことわざがありますが、本当にそうなんだと思っています。
今日の記事が何らかのヒントになれればとっても嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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