カフェデートしているカップル

スティンザー効果って知っていますか?

おそらく知らない人・・・多いと思います。

この、スティンザー効果を恋愛に活かせば、すぐに相手と仲良くなりますね。

では、具体的にスティンザー効果ってなんなの?

例えば、あなたは初めてのデートでカフェなど、お店に立ち寄るとします。

そこで、あなたとお相手が座る席(位置)によって、好感をもたれたり、また、あまり良い結果にならなかったりするということです。

つまり、あなたとお相手が座る位置関係によって、あなたの印象が変わるということをスティンザー効果といいます。

今回はこの、スティンザー効果をどのようにして恋愛に活かすのか?

ここを深り下げてゆきたいと思います。

スティンザー効果って何?

スティンザー効果

スティンザー効果はアメリカのスティンザーという心理学者が研究発表しました

それは、主にビジネスの会議での座る席の位置によって、印象(感じ方)が違ってくるというものです。

この心理をうまく利用すればモテるということですね。

そこで、例えば、あなたは、初デートでレストランやコーヒーショップに立ち寄ったとしたら、どのような席に座りますか?

お相手の・・・

・趣味に没頭している
・お友達とスポーツをしている
・愛犬と一緒に写っている
・バンド活動をしている
・仕事をしている

3つの位置トークで違ってくる印象

この3つですが、それぞれ、印象が違うということです。

まず、恋愛ではなくビジネスの会議のイメージで言うと・・・

  1. 外人の登録数が多いマッチングアプリ
  2. 英会話カフェ 
  3. 国際交流イベント(パーティー)

このように座る位置によって、随分、印象が違ってきます。

では、なぜ、お相手との座るポジションであなたの印象が違ってくるのか?

お相手との座るポジションであなたの印象が違ってくる

合コンで乾杯

先程、ビジネスの会議を例に紹介しましたが、ぶっちゃけた話をすると、リラックスして会話を楽しむことができれば、うまくゆきます。

つまり、最適な席につくと、自然に会話が弾む環境が出来上がるということです。

そこで、あなたも経験あると思います。

それは、合コンですね。

たまたま、隣の席の女性と意気投合した・・・

考えてみると、どうして、仲良くなったのか?

ちょっとしたきっかけで、趣味の話になって盛り上がった・・・

とか、住んでいるところが近かった・・・

こういうきっかけですが、真正面の相手と話す場合と隣の席とは随分違って来るのです。

隣の席だったら、相手のことをあまり意識しないで話すことが出来る。

それは、面と向かって話さないからなのか?

つまり、真正面で話すと、心理的に距離を縮めにくいように無意識的に感じてしまうのです。

また、真正面向き合うということは、緊張するし、相手の表情が過剰に伝わってきます。

そして、その表情をネガティブに感じたり・・・

このように、真正面向き合っていると余計な情報を感じたりします。

その結果、誤解を生じたりすることありますね。

もちろん、お互いに気心を知っている仲だったら、真正面の方が説得力を持つことができます。

でも、恋愛はガチガチよりも、自然の方がうまくゆきますね。

そこで、テレビドラマを見ていると、立ち位置というか・・・場所によって心に響くシーンを演出しています。

例えば、レストランの窓際の席にカップルが座っていて、窓から見える海を見ながら会話しているシーンですね。

こういうシチュエーションだから、回想シーンがより効果的に見えるのです。

それと同じように、相手との距離や視線の方向によって、随分、印象が変わって来る・・・つまり、好感度が違って来るということです。

では、どのような位置に座ればよいのか?

それは、斜め前の位置がベストだと言われています。

斜め前の位置がベスト

カフェの席は斜め前の位置に座る

初めてのデートでレストランやカフェで座る席のベストは斜め前の位置です。

では、なぜ?

ということですが、隣の席だったら、あまりにも近すぎるからです。

隣に座って会話を楽しむには、もう少し仲良くなってからにしましょう。

ただし、先程の、合コンの場合は何人かが集まるので、テーブルを囲むスタイルになります。

それだったら、断然、隣の席がベストになります。

そこで、合コンに慣れてくると、わざと好みの女性の席の隣に座るように計画している合コンの達人がいますが、隣に座ってしまえば、俺のもの・・・

というように自分が有利になる策を練っているんですね。

これは、隣という近い位置・・・つまり、スティンザー効果の同調、共鳴が働くからです。

そして、もう一つ認知的不協和という心理も働きます。

これは、考えや行動することに矛盾を生じて不快を感じることですが、自分に都合の良い理由を付けて解消することを認知的不協和と言います。

例えば、平日の夜、お酒を飲むと深酒して明日の仕事に支障をきざす。

なので、飲まないと決めているのに毎日飲んでいる。

その理由はお酒を飲んだ方が体にとって良いことだと決めつけているからです。

そこで、合コンですが、知らない異性が自分の隣にいる・・・

これって、こんなに近くにいるということは、仲良しなんだと感じてしまうのです。

このように感じるのは、脳が錯覚するからだと思います。

話しは戻りますが、斜め前だったら、近すぎず、遠すぎずという最適な位置です。

そして、相手との目線も自然になります。

つまり、どこを見て話せば良いのか?

という迷いが生じないということです。

さらに、先程のテレビドラマのように、窓の外の景色が見える席だったら、話題が豊富ですよね。

窓の外の景色が海だったら、季節のことを話題にすることが出来ます。

冬だったら、誰もいない淋しげな海・・・

夏だったら、目の前に広がる大海原の地平線に太陽の光が反射してギラギラと輝いている・・・

このように、海を二人で見ているだけで気持ちが落ち着いて、感情を引き出すことができます。

つまり、自然な会話になります。

ということは、このシチュエーションであなたの人柄をイメージさせることができるということです。

初めてのデートはスティンザー効果を利用して、話しやすい斜め前の位置に座って窓の外の海を見ながら相手との距離をグッと近づけることができますね。

真正面の席しか無い場合

テーブル席の場合は対角線に座る

デートは前もってお店の情報を調べておくことが大切ですね。

でも、あまり、ぴったりなお店が見つからない・・・

そして、向かい合って座る席しか無い・・・

こういうときは、少し向きを変えて真正面にならないように工夫します。

例えば、1つのテーブルで4つの椅子がある場合は、隣にバックを置いて、対角線上にお相手を座らせるようにするといいと思います。

これだけで、真正面を避けることができるということです。

そして、目線の方向の自由度があります。

トークする角度の違い

真正面の場合は、相手に向き合っているので、まっすぐに相手を見て話すしか無いのです。

もちろん、相手の右側や左側に目線を向けて話せば良いと思われますが、真正面から視線を離してトークすると何か言いにくいことを話しているようなイメージを与える場合があります。

これは、真正面で目を見て話すことが普通だとすると、目をそらすことは表情的に真実味が無いように感じるのです。

ところが、少し斜めの位置だったら、相手に向かう角度が広くなります。

極端に言うと、相手に向かわないで真正面を見て話しても、さほど不快感が与えることは無いということです。

仲良くなったら隣に座る

並んで横に座って会話を楽しんでいるカップル

先程述べたように、仲良くなったら、お店のカウンターなど、隣に座ってトークしましょう。

隣に座る仲になると、より親密な関係になりやすいというメリットがあります。

スティンザー効果では、お互いに体の距離が近いということは、心の距離も近くなり親しみが生まれる・・・つまり、恋愛は何よりも、近い関係にならないと始まらないということです。

そして、隣に座りますが、できれば相手の右側に座るのがベストです。

理由は、相手の心臓の位置が左側にあるからです。

これは、私たちの本能の世界です。

つまり、あまり知らない人から心臓に近い左側から声をかけられると、本能が働いて警戒するからです。

もう一つ例をいいます。

例えば、牢屋に入れられたら、私たちは身を守る本能が働いて牢屋の角に身を寄せます。

これは、牢屋の角は左右の壁で心臓を守られるからです。

このような、無意識で働く本能があり、初デートは、知らないものどうしなので、慎重に触れ合うことが大切だということです。

まとめ

今回はスティンザー効果を使って婚活を、よりスムーズに進めるというテーマで進めて来ました。

そう言えば、何かを決めるときは、面と向かって話するのではなく、その前に、なんとなくテレビなど何かを見ながら相手に伝えた方が効果があるように思います。

つまり、何かのアクションを決めるきっかけとなるのは、状況自然であれば、そのような雰囲気になるということです。

なので、スティンザー効果をうまく利用する・・・つまり、相手との位置関係を理解しておくと、自然が作用して望みどおりなるということです。