印象を高めるグラフでエンドを上げている男性

出会いがあって恋愛を目指しますが、重要なのは出会った時の印象です。

そこで、お相手に好印象を与えることができればいいですね。

つまり、好意をもたれる印象を相手に示すということですが、具体的にどうすれば良いのか?・・・

そこで、強い印象を残すピークエンドの法則を使います。

ピークエンドの法則は心理学の分野で使われているものです。

ということは、心理学テクニックを出会いや恋愛に使えば効果的だということです。

私たちは、知らないものどうしが出会って、相手の印象を受けて、このままつきあってゆくのか?

それとも、お断りするのか?

を判断します。

その、判断を決める大切な印象ですが、好感を持たれる仕掛けをしておけば、恋愛は成功したようなものです。

ということで、今回はピークエンドの法則を使って好印象を与えて恋愛するというテーマで進めてゆきたいと思います。

ピーク・エンドの法則って何なの?

デートでの会話を友人に話している女性

私たちは、ものごとに対して「ピーク」と「エンド」がもっとも強く印象に残る・・・これをピークエンドの法則といいます。

つまり、相手に強い印象を与えるのがピーク、そして、エンドの部分です。

ただし、ピークとは「絶頂」ではなく、「興味を惹く」方です。

「peak」ではなく「pique」の方ですね。

というですが、映画で言えばピークは「見せ場」の部分です。

デートだったら、あなたの人柄を相手女性に感じさせる部分のことです。

そして、もうひとつ・・・エンドですね。

このエンドは終わりの部分です。

つまり、初デートを終えて、別れる時ですね。

この別れるときに、話す言葉が相手に響くということです。

このように、エンドとピークで相手に良い印象を与えておけば、好かれる・・・つまり、モテますね。

ピーク・エンドの法則を提唱した心理学者

アメリカ合衆国(ユダヤ人)でノーベル経済学賞を受賞(2002年)した心理学者・行動経済学者のダニエル・カーネマンが1999年にピーク・エンドの法則を発表しました。

では、なぜ、ピークとエンドが印象に残るのか?

ここから紹介しますね。

なぜ、ピークとエンドが印象に残るのか?

昔のことを思い出す女性

なぜ、ピークとエンドが印象に残るのか?

ですが・・

あなたにも記憶ありませんか?

学生時代のなつかしい思い出です。

私は、卒業式の場面が印象深く覚えています。

小学校、中学校、高校、そして、大学の卒業式の時・・・

大学の卒業式の時は校庭で卒業証書が入っている筒を持って友人と話したことや、卒業式が終わって仲間と喫茶店に入って話したことなど明確に覚えています。

卒業式は学生時代の最後の出来事・・・つまり、ピークであり、エンドでもあるので、印象は強く残っているということですね。

その反面、意外とクラブやサークルで活躍したことや、授業の印象はそれほど深く残っていないように思います。

また、遊園地やテーマパーク行って、3時間待ちでジェットコースターに乗った印象も強く残っています。

それは、ジェットコースターを乗って叫びまくったということや落下するリアルな体験はインパクトがあり、ピークの体験なので、今でも強い印象として忘れられないものになっています。

ただ、3時間も行列で待っていたことは、まったく印象に残っていないのですね。

3時間待ったということだけが記憶にあるだけです。

このように、ピークの部分は最も強く印象に残っているけれど、それ意外の出来事は忘れ去っているということです。

初デートを終えてお礼のLINEはエンドの法則

デート後に彼からのLINEを見ている女性

恋愛に戻しますが、多くの人はデートが終われば「今日はとても、楽しかったです」とか、「今日、つきあって頂いて嬉しく思っています」などのLINEをしていますよね。

このLINEもエンドの部分で印象を高める効果があります。

というのは、初デートを終えて自宅へ戻って、お風呂に入ったり、眠るときは必ず、今日デートした相手のことをイメージします。

そのイメージですが、好印象だったら、次回、デートに誘っても、当然OKをもらえます。

ということは、デートするにはピークのネタとエンドのネタを前もって考えておくとスムーズにおつきあいが続くということですね。

例えば、別れ際でこう話せば、相手は、こういうイメージを抱くのでは・・・

などの、ネタを仕込むといいと思います。

まとめ

今回は心理学効果で好印象を与えるということで、ピーク・エンドの法則を紹介しました。

恋愛でも仕事でも、まず、印象が良ければ良い方向へ向かってゆきます。

それは、ちょっとしたことですが、あなたを知らない人にとって、印象は評価する材料になるんですね。

特に、女性は第一印象で判断しますので、今回の記事は重要だと思いますよ。

ただ,初デートなどで、知らないお相手を次のデートに誘うことができれば、好印象を与えていると判断してもいいと思います。

そして、2度目のデート・・・

2度目も、ピーク・エンドの法則でネタを考えておく必要があります。

そして、デートを重ねて行って次第に気心が知れる仲になれば、もう大丈夫です。

そもそも、心理学は、私たちの心や行動の反応を科学的な手法で研究されたものなので、活用しない手は無いと思います。

以前の記事「スティンザー効果」も心理学なので、知っておけば何かといいと思います。